タコ釣りをやっていますか?
やっていなければ面白い釣りなので是非やってみて下さい。
意外と簡単に釣れますし、タコはどう料理も美味しいですから家族に喜ばれますよ。
私は船に乗ったりオカッパリでタコを釣りに行きます。
やはり船の方が数は釣れますが、手軽に行けるオカッパリでも充分狙えます。
私の地元茨城県ではオカッパリは大洗港や鹿嶋港へ釣りに行きます。
外洋が荒れていてテトラ帯の釣りが出来ない場合でも、港内は比較的影響を受けずらいため安定して釣りが出来ます。
シーズン・時間帯
茨城県の港内でタコが釣れる時期ですが、梅雨明けの6月下旬から10月末くらいが良く釣れます。
特に6月~7月は小さいタコが多いですが、数釣りが出来ます。
11月を過ぎると数は減りますが釣れる時には1キロを超える大物が多いです。
釣れる時間帯は、タコは夜行性のため夜が良いのですが私は朝マズメに行きます。
理由は早起きは得意だけど夜更かしは苦手だからです。
準備する物
タックル
固めのロッドとパワーハンドルのベイトリールが良いです。
ラインはPE3号を使っています。
タックルについては記事を書いてますので下記を見て下さい。
エギ
エギはダイソーのエギでも充分です。
Amazonでは下記のエギが安いです。
スナップ
ダブルスナップにエギを2個付けます。
タコ釣りはエギの針をタコの口に掛ける訳ではなく、エギを食べに来たタコの体に引っ掛けて釣るため、エギが多い方がバレにくいです。
根掛かりが多いようならシングルに変更します。
錘
大洗港や鹿嶋港の岸際の水深は5m~10mなので、錘は10号程度を使います。
エギが底を離れてしまうとタコは食わないので、慣れてない方は重めの錘を使うと良いでしょう。
ハサミ
タコを締めるためのハサミです。ダイソーのキッチンハサミで充分です。
締め方は後述します。
ラインを結ぶ時に余ったライン切る時とかにも使えます。
デジタルスケール
釣り人ならば自分が釣り上げた獲物の大きさを計りたいですよね。
タコは長さではなく重さを計ります。
私はベルモントのMP-129を使用しています。
クーラーボックス
美味しいタコを持ち帰るためです。
集魚剤
どうしても釣れない場合は餌の力を借りましょう(笑)。
タコを匂いで寄せて釣ります。タコは動物性タンパク質が大好物です。
タコ釣り船に乗るとみんなエギに鳥皮や豚バラを巻いて狙っています。
下記のような専用の製品を使うと、更に釣果が見込めるかもしれません。
釣り方
遠投すればするほど魚が釣れると言うのは釣り人の妄想です。
タコは岸際が一番釣れます。
岸から30cmくらい離してエギを落とします。
後はエギを動かしながら岸沿いを歩き攻めていきます。
エギの動かし方は、錘が底を離れないようにエギだけ動かすように細かくシェイクします。
錘が底から浮いてしまうとタコは釣れません。
3~4回シェイクしたら1秒止める、を繰り返します。
これを釣れるまで岸沿いを往復します(笑)。
グッと何かに引っ掛かかるような重みを感じたら、タコかもしれません。
タコがしっかり乗るまで焦らず3秒くらいシェイクを続けます。
タコが足だけでエギを押さえているのではなく体全体でエギに乗っかるのをイメージ出来たら、
「これでもかっ!」って言うくらい思いっきりアワせます。
でも根掛かりの時もあります(笑)
慣れてくると引っ掛かった相手が固いか柔らかいか分かってきますので、だんだんと根掛かりかタコか判断出来るようになります。
アワせてタコを浮かせたら、慌てずゆっくり同じスピードでリールを巻き上げます。
水面までタコが浮いてきたらサイズを確認し、「ヨイショッ!」っと一気に抜き上げます。
タモがあるなら無理せず掬いましょう。
もし巻き上げている途中でタコが外れてしまったら、すぐそのままエギを落とします。
タコは魚と違って、またエギを落とすとかなりの確率で食ってきます。
また乗ってきたら思いっきりアワせましょう!
港内はどうしても根掛かりが多いのでエギは多めに持って行きます。
根掛かりを恐れて中途半端なアワせはバラシが多くなる原因です。
タコの体にしっかりと針を突き刺さないとバレるので、違和感を感じたら取り敢えず思いっきりアワせることが大事です。
岸沿いでアタリが無い場合は、少し投げてみましょう。
岸沿いを攻めるのと同様、錘が底を切らない程度に動かします。
遠くに投げるとシェイクしてもそんなにエギは動いていないと思うので、ズル引きでも良いです。
大切なことは、グッと重くなったら一呼吸置いて思いっきりフッキングです。
タコが釣れたら
タコが釣れたら美味しく食べるために締めて下準備をします。
締めかた
目と目の間の少し下の位置にタコの急所があります。下記写真の印のところです。
この急所に少し開いたハサミをブスッと中心まで刺してからチョキっと切るとタコは締まります。
ちゃんと締められていればタコが動かなくなり体の色が白く変色するので分かると思います。
後はクーラーボックスに入れ、冷やして持ち帰りましょう。
内蔵とくちばしを取る
自宅に着いたらタコの内臓とくちばしを取っていきます。
タコの頭を裏表ひっくり返し内蔵を取ります。
指で引っ張ればちぎれますが、取りずらければハサミでちょん切ります。
内蔵を取り終わったらまた頭を表に戻します。
くちばしも取ります。足の根元の中心にある黒い物がタコのくちばしです。
グリグリ指でほじっても取れますが、包丁で切れ目を入れると取り易いです。
内蔵・くちばしを取り終えたら次はヌメリ取りです。
冷凍するとヌメリは簡単に取れるので、私はこのままジップロックに入れて冷凍します。
どうしてもその日に食べたいのであれば塩もみをして取るしかないですが非常に大変です。
私は面倒なので当日は我慢します(笑)。
それに頑張って塩もみをしてヌメリを取ったとしても、食べるとタコは意外と固いです。
ゴムを食べているような固さです・・
タコ漁師はタコ用の洗濯機で回し繊維を破壊するそうです。
棒で叩くとか大根と一緒に煮るなど、柔らかくする方法はありますが、冷凍すると繊維が破壊され食べやすい固さになるので、そういった意味でも一度冷凍することをお勧めします。
ヌメリを取る
冷凍庫から出したタコをジップロックごと水を溜めたボールに浸し解凍します。
解凍が終わったらジップロックからタコを取り出し、塩を振りかけ揉んでヌメリを取ります。
ヌメリが取れたら水で洗い流します。
キュッキュッ、となるまで足一本一本こすりながら洗い流します。
足の付け根も忘れずにヌメリを取ります。
茹でる
大き目の鍋に水をたっぷり入れ沸騰させます。
鍋は火にかけながら、タコの頭を持って上下させながら足からゆっくりと入れます。
足がクルッと丸まってきたら、鍋に頭まで全部入れ3分くらい茹でます。
今回のタコは500gくらいです。100gで50秒以内が目安です。
茹ですぎると表面の薄皮が剥がれてしまったり、身が固くなってしまいます。
茹で終わったらザルにいれ粗熱を取ります。
冷水にかけて粗熱を取ると皮がボロボロ剥がれてしまうので、涼しいところで放置します。
気温が暑い日は扇風機にかけ、早めに粗熱を取り冷蔵庫へ保管します。
あとはお好きな様に料理して下さい。
最後に
タコはどう料理しても美味しいです。
我が家では刺身と唐揚げが多いですね。
あと娘が大好きな酢ダコ。
タコ釣りは魚のような引きは無いですが、やってみるとタコ釣りの面白さが分かると思います。
まだタコ釣りをやったことの無い人には是非やってみて下さい!
では。
コメント
コメント一覧 (2件)
大洗港近辺は、タコの漁業権は制定されてないのですか?
コメントありがとうございます。
無いと思いますよ。