私の地元茨城県の大洗沖でも年中タコ釣り船が出ているほど今大人気の釣りとなっています。
簡単に釣れるし食べて美味しい。刺身はもちろん、タコ飯、酢だこ、から揚げ、カルパッチョ。
どう料理しても美味しいから家族に喜ばれます。
タコってスーパーで買うと結構高いんですよね。
タックルも比較的安価で揃えられますので、まだタコ釣りの経験の無い人は一度やってみては?
ではタコタックル選びを一緒に考えて行きましょう。
タコ釣りを始めようとしている方にロッドやリール、必要なものについてご説明します。
ロッドの選び方
タコのアタリは魚のように明確なアタリはほとんどありません。
だいたいは海底をエギで小突いていると突然根掛かりのようにグッと重くなり、違和感を感じたら思いっきりアワセる釣りになります。
なので高価なロッドは必要ありません。
タコを抜きあげられるパワーがあればロッドは何でもOKです。
私も最初はバスロッド(ゾディアス166MH-2)を使って港内のタコ釣りを始めました。
500~600gくらいのタコを釣ったこともありますが余裕でした。
バスロッドでも港内の釣りは問題ありませんでしたが、船でのタコ釣りにもハマり専用ロッドを購入しました。
今私が使っているロッドはシマノのタコエギBB175です。
船、岸釣り兼用で使用しています。
私の最初のタコロッドはアルファタックルのクレイジータコスティックC762MHを使用していました。
価格も安かったので、取り敢えず ・・って感じで買ってしまいました。
しかし使ってみて、タコエギBBへ買い替えた理由はロッドの長さと錘負荷です。
やってみて分かったのですが、タコの岸釣りは遠投するよりも港内のヘチ沿いを小突きながらどんどん歩いて行き広く探る釣り方が一番釣れます。
船釣りもほぼ真下へ落としますのでロッドの長さは必要ありません。
なので基本的に足元中心の釣りになります。
クレイジータコスティックのロッド長7.6フィートは微妙に長く、足元を小突くのであればもっと短いロッドの方がやりやすいです。
しかも岸釣り用のロッドのため錘負荷はMAX80gです。
船釣りで使う錘は80号(約300g)くらいを使用するため、出来ない事はないですがやはり錘に負けている感はあります。
逆に、タコエギ BB175は船用のロッドです。錘負荷は40~80号(約150~300g)です。
港内の岸釣りの場合、私が行く魚港の水深は深くてもせいぜい10mくらいなので、錘は10~15号(約37~56g)を使っていますが、しっかりアタリも取れます。
ロッド長も短くて使いやすいです。
勿論、船での利用は最高です!
リールの選び方
タコは魚みたいな引きはありませんので、ドラグはフルロックで使用します。
また、岸釣りでも船釣りでも足元中心の釣りになりますのでベイトリールの方がやりやすいです。
タコは海底の石を抱えて釣れたりしますので、その分重くなり、また水の抵抗を受けやすい魚体?をしているため巻上げは非常に重いです。
そのためリールも巻き上げるパワーが必要です。
かなり力を込めて巻き上げます。バス用のリールでは厳しいと思います。
エクスセンスDCを持ってますが壊れたらもったいないので試してません(汗)。
大型ノブがついているシングルハンドルが巻きやすいため、そのようなパワー重視のリールをおすすめします。
私はダイワ フネ XT 150PL-OPを使用しています。
今、持っているリールはノーマルハンドルなんだけど、これで何とかならないかな?
こういう方もいると思います。私もそうでした。
ダイワ フネ XT 150PL-OPを購入する前、私は持っていたソルティーワンにパワーハンドルを取り付けして使っていました。
ソルティーワンは以前タイラバで使っていましたが、タイラバ用にリールを買い替えたため、余っていたソルティーワンをタコ釣り用として使い始めました。
最初はノーマルハンドルで使っていたのですが、大物が掛かると巻けません。明らかにパワー不足を感じます。
で、ネットで安いベイトリールを探していたところ、パワーハンドルなるものを見つけ購入したのがこのゴメクサスのハンドルです。
このハンドルをつけると明らかに違います。
自宅で水が入ったペットボトルを巻いて試しましたが、パワーアップを実感できます。
詳しくは下記記事をお読み下さい。
ちなみにラインはPE3号を巻いています。
船での釣りはあまり根掛かりしませんが、漁港内での釣りは根掛かりが多いです。
アタリがタコと根がかりの区別がつきませんので、重みや違和感を感じたらとりあえず合わせる!
で、根掛かりします(笑)。
PEが太ければ太いほど回収率は高くなると思いますが、あまり太いラインを使って根掛かると切るのも大変ですよね。
私も色々試しましたがPE3号くらいが丁度良い。
使っているPEラインについてはコチラに記載していますので良かったら見て下さい。
エギ
エギは色々買いましたが、結論ダイソーで充分です。200円商品だったと思います。
3号と3.5号がありますが、ほとんど3.5号を使用しています。
メルカリでも8本2,000円弱で売られています。
Amazonだとマルシン NEWタコエギ オクトパスタップが安いです。
釣るために大事なことはタコエギに何を付けるか、です。
何を付けるというのはタコエギにエサを巻いて使用します。
ネットで検索すると色々な人が色々なエサをつけて試しています。
私の仲間でも人気なのが豚バラと鳥皮ですね。
タコは動物性の脂が好物と言われていますが、やはりエサを付けた方が釣果が上がると実際釣りをしていて私も感じます。
しかしエサを使うことのデメリットは手が汚れます。
豚バラも鳥皮も脂がすごいので、手に付くとベトベトするし洗おうと思っても水も弾いてなかなか落ちないので非常に不快です。
さらに脂の付いた手でロッドやリールハンドルを触ってしまうと・・
最悪です。
豚バラや鳥皮を輪ゴムや針金でタコエギに固定しますが、しゃくったり巻き上げたりしているうちにズレてきてしまいます。
付け直さなくてならないのですが、素手で触るとベトベトになってしまいますのでとても面倒です。
だから私はこれを使用しています。
動物性脂ですし、チューブから直接タコエギに塗れるため手も汚れませんしエサを付け直す必要もありません。
ただ一つ欠点があります。
タコ釣りが終わり自宅へ帰りタックルを水洗いしますが、タコエギに塗ったバターがボディの素材からなかなか落ちません。
私はタワシでゴシゴシしてしまいますが、タコエギのボディの素材が毛羽立ったり破けたりしてしまいます。
私のタコエギは安物だから気にしませんが、高級タコエギを使用する方はご注意を。
エギが汚れるのが嫌な場合は、下記のような専用の製品をエギとは別のスナップに付けましょう。
その他 用意するもの
その他、タコ釣りで私が使っている物を紹介します。
タコエギスナップ
タコエギと錘を付けるスナップです。
基本、ダブルを使用しています。
岸釣りで根がかりが多い場合はシングルで使用します。
船釣りではバラシ軽減のためダブルを使用します。
船でのタコ釣りは水深があるためシングルだと巻き上げ途中でのバラシが多くなります。
錘
私が岸釣りに行く港内の水深は3m~10mくらい、船で行く大洗沖の水深は20m~40mくらいです。
岸釣りで使用する錘は10~15号くらい、船は潮の速さによりますが60号~100号です。
洗濯ネット
船でタコ釣りする場合は、釣ったタコを桶に入れておくのですが、ネットに入れておかないとタコが脱走します。
チャックをちゃんと閉めず、隙間から脱走したタコが船のデッキをウロウロしているのをよく見かけます(笑)。
デジタルスケール
釣りあげたタコの大小については、長さは測れないので重さを測ります。
大物を釣ったら自慢したいですものね。
私はベルモントのMP-129を使用しています。
軽量コンパクトで最大50kgまで計測でき、大物にも対応できます。引き出し式のハンドルで携帯にも邪魔になりません。大きい画面で読みやすく表示でき低バッテリー表示で外での長時間の使用が可能です。暗闇でも計測可能なバックライト付き。
私がタコ釣りを始めたきっかけ
私はオカッパリでのシーバス、ヒラメ釣りが好きですが、 釣り場がテトラ帯のため海が荒れて波が高い日は危険なため釣りに行けません。
かといって私もサラリーマン、週末アングラーです。休日が波の低い日ばかりではありません。
波が高い日は自宅でゴロゴロするのも良いですが、妻が良い顔をしません。
そこでタコ釣りを始めました。
タコは船で釣りに行くこともありますが、港内でも充分釣れます。
そして港内は外洋が荒れていても比較的影響を受けずらいため、波が高い日でも出来るタコ釣りに行くようになりました。
やってみるとなかなか面白いタコ釣り。
今では波が低い日でも率先してタコ釣りに出掛けています(笑)。
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