今年ももう12月。
私の愛車ジムニーですが、スタッドレスタイヤへ履き替えたいと思います。
私は冬になればスタッドレスタイヤ、春先になればサマータイヤへ、自分で交換しています。
必要な工具
最初に、タイヤ交換に必要な工具についてご説明します。
ジャッキ
車載工具にジャッキがありますが、油圧ジャッキを購入した方が圧倒的に楽です。
そんなに高額ではないので今後タイヤ交換を自分でやっていくのであれば購入した方が良いです。
必要な力が全然違います。
因みに上記のフロアジャッキは最大荷重2 トン、最大リフト高さは38.5 センチです。
ジムニーJB64の重量は1.05トン、シエラでも1.09トンなので充分ですね。
19mmレンチ
ジムニーのホイールナットは19mmです。
これも車載工具にありますが、クロスレンチを購入した方が楽です。
楽するなら、やっぱり道具は必要です。
そしてナットを締めつける強さですが、適当に締めればいい、という訳ではありません。
締めつけ不足による緩みや、締め過ぎてボルトが破損するということもありますので、規定のトルクでナットを締めることが肝心です。
そのためトルクレンチを使用すると適切な強さでホイールナットを締めることができます。
ジムニーの締め付けトルクは、100N・m(1020kgf・cm)です。
輪留め
車の逸走防止のために使用します。安全最優先で作業しましょう。
手袋
手袋があった方が力が入りますし、ケガ予防にもなりますので使用しましょう。
軍手でも充分です。
タイヤ交換前の準備
タイヤ交換作業は、地面が平たい場所でコンクリートなどの地盤が固い場所で行います。
地盤が柔らかかったり傾いたりしていると、ジャッキが倒れてしまう可能性があるので大変危険です。
そして車のサイドブレーキはしっかりかけましょう。
また、逸走防止のため輪留めを実施しましょう。
前輪を交換する場合は輪留めを後輪へ、後輪を交換する場合は輪留めを前輪へ設置します。
タイヤ交換の手順
では、タイヤ交換の手順についてご説明します。
前輪、後輪どちらからでも良いですが、今回は前輪から始めます。
ナットの仮緩め
ジャッキで車体を持ち上げる前に、クロスレンチを使ってタイヤのナットを5本とも軽く緩めておきます。
ジャッキアップした後だと、ナットを緩めようとするとタイヤ自体が回ってしまい、緩めずらくなります。
ジャッキアップ
ナットを仮緩めしたら、いよいよジャッキアップし車体を浮かせます。
下記のようにリジッドラックを使用して、一気に左右2輪交換する方法もありますが、今回はリジッドラックを使わず1輪ずつ交換します。
1輪ずつ交換するためのジャッキポイントは以下です。
純正の車載ジャッキは凹凸部分がハマるようになっています。
私が購入した油圧ジャッキはBAL(大橋産業)の製品ですが、サドル(車体を持ち上げる部分)が皿みたいな形状をしているので、別売のジャッキアップ用アダプターを購入しました。
この方が安定するように感じます。
これをジャッキポイントへ当てジャッキアップして1輪ずつ交換していきます。
タイヤ交換
タイヤが地面から2cmほど浮いたら、先ほど緩めたナットを全て外しタイヤを取り外します。
スタッドレスタイヤへ交換します。
クロスレンチを使いナットを仮締めします。
ナットの本締め
ジャッキを降ろし、タイヤが接地してからトルクレンチで増し締めします。
規定のトルクで締め付けて終了です。
ジムニーの締め付けトルクは、100N・m(1020kgf・cm)です。
締めるナットの順番は、下記のように星形を描くようにして、対角のなるべく離れたナットを順に締めていきます。
しかもひとつのナットを一度に完全に締め付けるのではなく、数回に分けて徐々に締め付けていくのがポイントです。
これで1輪完成です。
このように、前輪・後輪の4輪を交換して完成です。
交換後にやること
空気圧の確認
取り付けたタイヤの空気圧を確認しましょう。
ジムニーのタイヤの推奨空気圧は前輪が1.6、後輪が1.8(kgf/cm2)です。
空気圧が低すぎると、タイヤがたわんで燃費が悪くなります。
タイヤがたわんだ状態で回転し続けることで、地面から受ける衝撃が大きくなりパンクしやすくなったり、タイヤの寿命が短くなったりといったトラブルが起こりやすくなります。
逆に空気圧が高すぎると、タイヤが膨張して中央部分が盛り上がり、中央部分だけが摩耗してしまいます。
弾むように走行するので、安定性が損なわれるリスクがありますので要注意です。
空気充填機はガソリンスタンドで無料で借りられますので、タイヤ交換後は必ず確認しましょう。
外したタイヤの洗浄
外したタイヤを洗いましょう。
特にタイヤの裏側はこんな時にしか洗えませんからね。
ちょっとした手間がタイヤを長持ちさせるコツですね。
洗浄後は良く乾かし、日が当たらないところで保管しましょう。
最後に
このようにタイヤ交換を自分でやると、愛車にますます愛着が湧きます。
愛する妻の車のタイヤも交換しているので、節約にもなりますしね。
今シーズンもスノボ頑張ってきます。
では。
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