私は毎年夏になるとキスを釣りに行きます。
キスは大きくても20cmくらいですが、小さい魚体からは想像できないほどの強いアタリと引きで、なかなか面白い釣りです。
簡単に釣れるし食べて美味しい。
毎年、自分で釣ったキスを天ぷらで食べることが楽しみです。
まだキス釣りをしたことが無い人は、一度やってみて下さい。
必ずハマりますよ!
ポイント
最初に言っておきますが、私は投げ釣りが苦手です。
以前、私も茨城県にある阿字ヶ浦あたりのサーフで投げ釣りに挑戦したことがあります。
しかし隣の人は釣れるのに私には全然釣れません。
隣の人に聞いたら
「6~7色※くらいでアタるよ」と
教えてくれました。
※1色で25mなので約150~175m
・・・そんなに飛ばせません(汗)。
飛ばす人はすごいですよね。
ハンマー投げの室伏を思わせるような綺麗なフォームで遠投しています。
でもね、時期的なものかもしれませんが、鉾田市や鹿嶋市のヘッドランド付近のサーフからそんなに飛ばさなくても釣ることが出来ます。
波打ち際で釣れることもあります。
私は毎年キス釣りは2~3回しかやりませんが、簡単に釣れる時期は7月~8月です。
この季節の茨城の海はだいたい波が穏やかで凪ぎています。
キスは海が濁っていると釣れないので、波が穏やかな日が数日続いた時が狙い目です。
タックル
ロッド
シーバスロッドでも良いですが、私はショアジギングロッドでやっています。
シーバスロッドの場合、ジェット天秤の重さは4号~6号(約15~25g)くらい、ショアジギングロッドであれば10号~15号(約40~60g)くらいが良いです。
当然、重い方が飛びますのでショアジギングロッドの方が沖を広く探れます。
でも7~8月はキスの群れが意外と波打ち際まで来ていることが多いので、先ずは持っているロッドでやってみて下さい。
リール・ライン
リールはスピニングリールの方が使いやすいです。
投げ釣りは力糸を使いますが、そんなに遠投しないので必要ありません。
ラインはPEラインを使用します。
太さはジェット天秤が25g以下なら1号、60g以下なら2号で良いでしょう。
キスのアタリのあった場所を把握するため、PEラインは色分けがされている方が良いです。
一般的に投げ釣り用のラインは25m毎に色分けされています。
そんなに遠投しないので、下記のような10m毎に色分けされているラインの方が距離を計りやすいです。
仕掛け
キス仕掛けは2本針か3本針で充分です。
たくさん針があるタイプの仕掛けは、慣れてないと投げずらいし、針と針が絡まり面倒です。
投げ仕掛けでセットになって安売りしている物で充分です。
「針の号数は釣る魚のサイズに合わせる」が基本ですが、私の経験上、7号だけあれば大丈夫です。
大物も小さいキスも7号でしっかり釣れます。
餌
餌はやっぱり生餌が良いです。
キスは口が小さいのでジャリメか青イソメの細いやつにしましょう。
餌の付け方は通し刺しにして、長さを合わせ切って使います。
針先を出して、1cmくらい垂らしがある方が良いです。
数投すると餌がふやけてくるので交換しましょう。
喰いが良くなるし、勿体ぶっても餌はどうせ余りますので。
ヌルヌルして餌が付けづらい場合は砂をまぶすと掴みやすいです。
その他
小窓がついたクーラーボックスがあると便利です。
夏の暑い時期の釣りなので、蓋の開閉は極力少ないほうが冷気を逃がしません。
下記記事で私の使っているクーラーボックスを紹介してますので見て下さい。
釣り方
適当に投げてキスのいる場所を探します。
着水したら先ずは底まで落とし糸フケを取ります。
キスは底付近にいるので、天秤が底を這うようにゆっくりとズル引きます。
波に叩かれてラインがたるまないようロッドをしっかり立て、常にラインにテンションをかけ、ゆっくりと仕掛けを手前に移動させます。
その繰り返しで上の図のように色々な方向に投げ、キスがいる場所を探していきます。
ズル引いてると、たまに天秤が引っ掛かる感覚があります。
それは底が掘れていて、キスが溜まりやすいところなので、少し止めたり更にゆっくり巻いて重点的に責めます。
アタリが無かったらキスの回遊を待つより自分が移動した方が早いです。
面倒でもポイントを移動し、キスが何処にいるのか広く探っていきましょう。
アタリがあったら、その時のラインのカラー、投げた方向を覚えておくことが重要です。
特にアワせは必要無く、他の針へ連掛けを狙う場合はそのままズル引き、取り敢えず釣りたい場合は回収します。
キスは群れでいるので、1匹釣れたらまたそこに投げれば釣れるのです。
群れの場所をイメージしながら集中的に責めます。
群れも移動しますので、投げるごとにアタリのあるラインカラーを覚えておきましょう。
数を伸ばすコツ
平日が狙い目
この釣りはキスの群れを見つけることが一番重要です。
見つかれば大漁、見つからないとボウズ。なんて事のある釣りです。
そのためには広く探る必要があるのですが、投げたい場所に他の釣り人やサーファーがいると投げられません。
群れがアッチに移動したと思うんだけど人がいて投げられない・・って事はザラにあります。
やっぱり平日の方が空いているので有給を取って釣りに行きましょう(笑)。
あと、気合い入れて朝早くマズメを狙いに行ってもキスは意外と釣れません。
日の出過ぎで潮が動いている時間を狙って行きましょう。
満潮前後でヘッドランドの内側まで潮が満ちている時にキスが溜まっている場合があります。
そんな時はちょい投げでガンガン釣れますよ!
手返しを良く
キスの群れを見つけても、もちろん永遠に釣れる訳では無いです。
食いが悪くなったり、群れも移動するので見失ったりします。
なので、
釣れている時に何回そこに投げられるか、が数を伸ばすコツです。
投げる → キスを釣る → フィッシュグリップで掴む → 針を外す → クーラーへ入れる → 餌を付け直す → また投げる
この一連の流れを素早くやることが大事です。
私の経験ですが、針を飲まれてしまってなかなか外す事が出来ずもたついた事があります。
キスは口が小さく指が入りません。
針外しをつかっても上手く外れず、残酷ですがキスの口を破壊してしまったこともあります。
こんな時の針の外し方は、下記の写真のようにキスを裏返してエラをグッと力を入れて掴みます。
後はもう片方の手でラインをゆっくり引くだけです。
あら不思議!
あんなに取れなかった針がスーッと抜けます。
最後に
冒頭でもご説明した通り、キスは比較的簡単に釣れますし、食べて美味しい魚です。
私は必ずと言っていいほど天ぷらにして食べます。
揚げたてはサクッとして中はフワフワ
想像しただけで最高です!!
スーパーで売っているのをあまり見かけないのでキスを食べられるのは釣り人の特権ですよね。
暑い夏の時期の釣りですので水分補給を忘れずに。
では良い釣りを。
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