夏の日帰り登山で熊に遭遇! in 群馬県 至仏山【2024.07.13】

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「パパ、今週末は山へ連れてって!」

登山が趣味の妻から指示が来ました。

えー・・。

今週末は今が旬のマゴチ釣りへ行きたいと思っていました。

それに夏の登山は暑くてコリゴリです。

天気予報を見ると、今週末の土曜日は雨が降りそうです。日曜日は晴れ。

釣りは土曜日は諦めて日曜日に行くか。

断るといちいちうるさいので、「天気が良かったら土曜日なら行けるよ!」と妻に答えます。

たぶん雨が降るし、曇りだとしても見晴らしが悪いので恐らく中止になるでしょう。

今の時期は外に出ただけでも汗を掻くほど暑いのに、ましてや登山なんて・・。

妻が目を輝かせてどの山に登るか聞いてきます。

中止になるとは思いますが、一応登る山の候補を決めておきます。

連日猛暑が続きますので、少しでも高地で涼しい所が良いでしょう。

妻と議論の結果、尾瀬にある至仏山にしておきます。

至仏山とは

尾瀬ヶ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山。
標高2,228m。
尾瀬ヶ原を見下ろす眺望は格別。

週末金曜日・・

明日土曜日の予報を見ると、まさかの快晴です。

恐るべし、晴れ女。

至仏山まで茨城の自宅から片道175㎞。

朝3時半起き、4時出発です・・。

目次

登山ルート

出発地である鳩待峠はマイカー進入規制のため駐車場がありません。

尾瀬ヶ原駐車場に車を停め、バスで鳩待峠へ移動します。

鳩待峠から登山口のある山ノ鼻経由で至仏山山頂を目指します。

下りは小至仏山を経由し、ぐるっと迂回して下山します。

平均ルートタイムは鳩待峠から6時間半です。

山の状況

涼しい尾瀬でも真夏日になる予報です。

私の地元茨城県では30度を超えるでしょう。

朝7時30分に尾瀬駐車場へ到着。

バス発着場がある第1駐車場は満車でしたので、第2駐車場へ駐車します。

第2駐車場はまだガラガラです。

第2駐車場脇にもバス停があります。

鳩待峠までの乗車料は、昨年尾瀬に来た時は片道1,000円でしたが、1,300円に値上がりしています。

40代会社員

何でも値上がりの時代ですね。

乗車券を購入していると、すぐバスが来ました。

30分ほど乗車して鳩待峠へ移動します。

活動詳細

鳩待峠に8時過ぎに到着。

至仏山登山口のある山ノ鼻へ移動します。

平坦な木道を歩きます。

昨日の雨で濡れているためツルツル滑ります。転ばないよう気を付けて歩きます。

40代会社員

やっぱり尾瀬は涼しいです。

登山口へ向かう途中の湿地帯の解放感はハンパ無いですね。

朝9時に至仏山登山を開始します。

湧水なのか昨日の雨水のせいなのか分かりませんが、登山道はずっと水が流れていました。

防水のハイカットシューズがおすすめです。

10時を過ぎると気温も上がって来ます。なかなかの急坂で息が上がり汗が吹き出します。

小まめに休憩を取りながら登ります。

登山を開始してから1時間半。

林道を抜け、振り返ると尾瀬の湿地帯が一望できます。

妻は急坂と暑さでかなりバテているようです。予定のタイムより少し遅れています。

バスの最終が16時30分なのでそれまでには戻らなければなりません。

そして6合目か7合目に差し掛かった時のことです。

私の目線の先に黒い物が動きました。

良く見てみると・・

40代会社員

熊だ!!

私の前に歩いていた若い夫婦は気付いていないようです。

私は大声で熊がいることを知らせます。

すると若い夫婦も熊の存在に気付き、慌てて後退します。

熊は50mくらい先を右往左往しています。

周りは一時騒然となり、前に進むことが出来ず皆足止めになってしまいます。

熊を退治すれば一躍ヒーローになれるところですが、
普段デスクワークをしているお腹プヨプヨの私に勝ち目はありません。

下山するか、どうしたら良いのか、オロオロしていると、後ろからソロで登山しているガチ勢ぽいナイスミドルが現れます。

熊がいることを伝えると、ナイスミドルは熊鈴を鳴らしながら様子を見に行きます。

そして2本のストックを叩き音を出し続けていると、熊は退散していきました。

40代会社員

さすが!

しかも足止めしていた登山者たちが通り過ぎるまで見守っていてくれました。

私も生まれ変わったらあんなナイスミドルになりたい。

危険地帯を通り過ぎ、時計を見ると12時30分。

山頂までもう少しなんですが、お腹が空き過ぎたのでお昼ごはんにします。

今日のお昼は・・
わかめだらけの海藻フェス わかめラーメンです。

お昼ごはんを食べた後、そそくさと登り13時30分に登頂。

上りは予定より1時間30分遅い4時間30分掛かってしまいました。

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THE NORTH FACE(ザノースフェイス)

16時30分までに鳩待峠に戻らないと帰宅難民になってしまいます。

山頂からの景色を一瞬だけ見て、急いで下山します。

16時に鳩待峠に戻って来ました。ギリギリでしたね。

タイムはちょうど8時間。

少し時間が掛かり過ぎました。

クタクタです。シューズも泥だらけです。

売店で購入した冷えたコーラが全身に染み渡ります。

やっぱり夏の登山はもう懲り懲りです。

妻はどう思っているのでしょうか。

熊にはビックリしたけど良い経験でした。

P.S.

明日の日曜日の天気は雨予報です。

では。

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