突然ながら、約2週間ほど仕事で出張が決まりました。
出張先は富山県。上野駅から北陸新幹線で移動します。
富山県と言えば憧れの日本海側です。
・・隙があれば釣りに行きたい。
私自身、日本海は見たこともありません。
もし出張先で釣りに行けるとしたら場所は漁港になるでしょう。
磯やテトラ帯で使う装備はさすがに持って行けないですからね。
早速、宿泊先ホテル近くの漁港で何が釣れてるか調べてみます。
狙える魚はアジ、根魚、シーバス、クロダイ、イカあたりでしょうか。
狙う魚によって必要なロッドの種類は変わりますが、荷物が多くなるので持って行けるロッドは1本だけでしょう。
1本で様々な釣りが出来る汎用性のあるルアーロッドは、長すぎない柔らかめのシーバスロッドになるかと思います。
具体的には8ft程度のMLのロッドになるでしょうか。
因みに私が地元茨城県のシーバス釣りで使用しているロッドはダイワのラテオ96MLです。
2ピースロッドですが1ピース約150cmあります。
当然ながらスーツケースに入りません。
そこで振り出し竿(テレスコロッド)を購入する事にしました 。
テレスコロッドの長所・短所を調べてみます。
メリット
やはりコンパクトにできるので持ち運びやすいこと。
長い釣り竿を持ち運びにくい電車・自転車釣行や今回の私のように出張や旅先へ持ち込むのに活躍します。
デメリット
竿の節の中に、その先の竿が収納される中空構造のためブランクスのパワーが弱いです。
また、継ぎ目でパワーがロスしやすいため並継式の竿と比べるとパワー負けしてしまいます。
テレスコロッドはどうしてもパワー不足になりやすいみたいですね。
時勢柄、昔ほど出張は多くありませんので「安いロッドで良いかな」とも思いましたが、メーカー品のしっかりとしたロッドを買った方が良さそうです。
以上の事から私はこのロッドを購入しました。
ダイワ CROSSBEAT(クロスビート) SW 766TML
CROSSBEAT(クロスビート) SW 766TML
ダイワのHPでスペックを確認します。
ダイワ CROSSBEAT(クロスビート) SW 766TML
堤防でワームを使うカサゴなどに最適。河川でのクロダイゲームにもマッチする。
全長 | 2.29(m) |
継数 | 6(本) |
仕舞 | 47(cm) |
自重 | 116(g) |
先径/元径 | 1.5/12.9(mm) |
ルアー重量 | 5~28(g) |
ラインPE | 0.6~1.2(#) |
購入した商品を確認してみます。
カタログでは仕舞寸法が47cmですが、トップカバーを付けると49.5cmありますので注意が必要です。
リールを付けてサイズ感を見てみます。リールはダイワのカルディア LT3000-CXHです。
竿袋も付いているので安心です。こんなにコンパクトならスーツケースに余裕で入りますね。
因みに私のスーツケースの内寸は59cm×41cm×27cmの65Lです。
出張が楽しみです!
実釣編
仕事は激務でしたが、休日を貰いましたので釣りに行って来ます。
憧れの日本海へ初釣りです!
持ち運びについて
残念ながら、宿泊先のホテルから海まで歩いて行ける距離ではありません。
出張先では車が使えなかったので、電車で漁港まで行こうと思います。
CROSSBEAT SW 766TMは竿袋に収納しても仕舞寸法は約50cm、重さもたった163gですので、電車での移動も苦ではありません。
使用したルアー
早速、色々なルアーを投げて使用感を試してみます。
シーバス、ヒラメ、クロダイ、カサゴを狙ってみます。
コアマン ミニカリ+ジグヘッド2g
ルアー重量4g
ルアーが軽すぎて厳しいかなと思いましたが、意外と投げられます。
ダイワ ミドルアッパー3.5インチ+静ヘッド5g
ルアー重量8g
良い感じです。全然問題ありません。
Blue Blue クミホン ディープ 75S
ルアー重量12g
このぐらいの重量が丁度投げやすいですね。
エコギア グラスミノー+静ヘッド14g
ルアー重量16g
クロダイ狙いでボトムをしつこく攻めます!
ima sasuke 120 裂波
ルアー重量17g
サーフで遠投するイメージを持っていると全然飛びません。ロッドが短いから仕方ありませんね。
ダイソー シャッドテールワーム+ダイソーVJ 16g
ルアー重量23g
ヒラメ釣れないかなぁ・・
ダイソー メタルジグ28g
ルアー重量28g
投げることは出来ますが、ロッドが柔らかすぎてシャクリがやりずらいです。
以上のルアーをロッド1本で、と考えたらCROSSBEAT SW 766TMは及第点であると思います。
専用ロッドには敵わないですが、感度や飛距離もしっかり出せてルアー釣りを楽しめます。
こんな縛りがある釣りも、やってみるとなかなか面白いですね。
気になった点
CROSSBEAT SW 766TMを使ってみて気になった点を記載します。
遊動ガイドが動いてしまう
CROSSBEAT SW 766TMは遊動ガイドが3つあります。
ガイドはリールシートから数えて固定ガイドが3つ、遊動ガイド1つ、固定ガイド1つ、遊動ガイド2つ、トップガイドです。
最初に遊動ガイドをしっかり固定したつもりでも、何投もキャストしていると遊動ガイドが緩んで動いてしまうのです。
(ピントを合わせて撮影が難しい・・。)
私が他に持っている投げ竿もこうなりますので、これはテレスコロッドの宿命でしょうか・・。
グリップが短い
これは好みの問題もあると思うのですが、私はもうちょっとグリップが長い方が使いやすいです。
ロッドの全長が違うので参考にならないかもしれませんが、私がいつも使用しているラテオ96MLとの差はこんなにあります。
力いっぱい遠投しようとグリップを握ろうとしたらスカッと・・ってことがありました。
パワーについて
残念ながら今回は魚を釣ることが出来ませんでしたが、漁港でシーバスを釣る場合、50cm以上は寄せることは出来ても抜き上げることは厳しいと思います。
ティップが細く折れてしまいそうです。
50cm未満くらいだったらいけると感じました。
釣れませんでしたが。
シーバスを専門に狙うならワンランク強い836TMLをおすすめします。
最後に
もちろん地元で釣りをする時は専用ロッドを使いますが、出張や旅先、電車での釣行ではテレスコロッドを使うしかありません。
いつも愛車ジムニーで釣行している私にとって、今回はなかなか貴重な体験でした。
また出張があればCROSSBEAT SW 766TMを持っていきます。
では。
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