私の一番高価な釣り道具、新型ジムニーJB64。
私自身、ジムニーに乗るのはこのJB64が初めてです。
ジムニーの運転席周りには色々なスイッチがあります。
正直、最初は私も何のためのスイッチか分からず、一度も押したことが無いスイッチもありました。
ジムニーに限らず最近の車はこんなにスイッチがあるのでしょうか?
せっかく付いている機能ですから、用途を理解して必要な時に使用しましょう!
運転席の周りにあるスイッチについてどのような機能なのか解説します。
覚えておけば、いざという時に役に立ちますので是非ご確認下さい。
運転席右側のスイッチ類
運転席右側にあるエンジンスタートストップスイッチ周辺にあるスイッチ類について説明していきます。
デュアルセンサーブレーキサポートOFFスイッチ
デュアルセンサーブレーキサポートは走行中レーザーレーダーと単眼カメラなどにより前方車両や歩行者などを検知し、警報によって衝突の回避をうながしたり、ブレーキ制御によって衝突時の被害軽減を図ったりします。
セーフティサポート機能搭載車は、前方車両など衝突が避けられないとシステムが判断した場合、ブレーキの制動力を増強したり自動でブレーキがかかります。
それをOFFにするスイッチです。
通常は衝突防止のためにONにしておきますが、下記のような場合はシステムが障害物と判断し自動ブレーキをかけてしまいますのでOFFにしましょう。
- キャリアカーに積載する時
- ラブホテル駐車場入口などにあるビニールカーテンをくぐる時
- 踏切に閉じ込められた時
踏切に閉じ込められた時、自動ブレーキが作動したらパニックになりますね。
ジムニーの取扱説明書には以下の方法でも解除できると記載されています。
■踏切内などで作動した場合は
誤発進抑制機能が遮断機を障害物と判断して踏切内に閉じ込められた場合は、次のいずれかの操作を行い、機能を解除または停止させて踏切内からすみやかに脱出してください。
- アクセルペダルを5秒以上踏み続ける
- いったんアクセスペダルを離し、再度すばやく踏み込む
- ハンドルを大きくまわす
- デュアルセンサーブレーキサポートOFFスイッチを長押しする
車線逸脱警報OFFスイッチ
車線逸脱警報とは、走行時(約60~100㎞/h)、システムが車線の左右区画線を検知し車線を逸脱すると判断した場合、アラーム音と表示灯を点滅させ運転者へ注意を促します。
この機能は、居眠り運転などでセンターラインを跨いでしまうような事故を防止するためのものです。
それをOFFにするスイッチです。
工事中で通常ではない状態の道路を走行する時などは、どうしても車線をはみ出さなければなりませんが、アラーム音が耳障りだと感じる人はOFFにしましょう。
因みに、前方車両の追い越し(ウィンカーを付けた後、ハンドル操作を行いセンターラインを跨ぐ)は車線逸脱警報が作動しないようになっています。
ヘッドライトウォッシャースイッチ
エンジンスイッチがONでヘッドライトが点灯しているときに使用できます。
スイッチを押すと、ヘッドライトに向けて1回、約1秒間ウォッシャー液が噴射されます。
文字通りヘッドライトを洗うためのスイッチです。
因みに、ヘッドライトが点灯しているときにフロントウォッシャーを使用すると、最初の作動に連動してヘッドライトウォッシャーが1回、約1秒間作動します。
連動しているのは知りませんでした。
ドアミラー角度調節・格納スイッチ
ドアミラーを調節したり、格納するスイッチです。
どの車にも付いているスイッチなので使い方は皆さんご存知だと思います。
ただ私は車を停車し施錠を掛けたらドアミラーが自動的に格納する使い方をしているのですが、何かの拍子でミラースイッチ周辺を触れてしまい、施錠してもドアミラーが格納されなくなってしまう事があります。
格納スイッチをどの状態に戻せば良いかいつも迷うのですが、通常の位置にします。
ドアミラー格納スイッチが通常の位置にあるときは、ドアの施錠やエンジン操作と連動してドアミラーが自動的に格納と通常の位置に切り替わります。
運転席左側のスイッチ類
運転席左側にあるエアコンスイッチの下にあるスイッチ類について説明していきます。
パワーウィンドースイッチ
左が助手席側、右が運転席側のウインドースイッチです。
運転席側はウインドースイッチを強く操作すると、オート機構が作動してスイッチから手を離しても自動で全開または全閉します。
ESP OFFスイッチ
ESPとはABS、ブレーキアシスト、トラクションコントロール、スタビリティコントロールなどを総合的に制御して、車両の走行安定性を補助しようとするシステムです。
ABSとは
アンチブレーキシステムの略です。
ABSはブレーキをかけたときのタイヤのロックを自動的に防止することで、走行安定性や操舵性を確保しようとする装置です。
ブレーキアシストとは
ブレーキ踏力を補助する装置です。急ブレーキをかけたときに、ABSの効果が十分に発揮されるまでの時間を短縮します。
トラクションコントロールとは
滑りやすい路面での発進時や加速時に起こる駆動輪の過度の空転を、ブレーキ制御およびエンジン出力制御により防ぎ、適切な駆動力を確保しようとする補助機能です。
スタビリティコントロールとは
急激なハンドル操作をしたり、滑りやすい路面で旋回したりするときの車の横滑りなどを抑制することで、車両の走行安定性を補助しようとする機能です。
それをOFFにするスイッチです。
この機能がONになっていると、ぬかるみや雪道、凍結路でスタックしてタイヤが空転をはじめると、車自体の動きが制御不能にならない様にエンジンやタイヤの回転を制御します。
つまりアクセルを踏んでもタイヤが空転しないよう制御します。
しかし、スタックしてしまったときは、ある程度タイヤを空転させないと脱出できないことがあります。
そのような時はESPをOFFにしてアクセルをゆっくり踏み込みながら、わざと少しだけ空転させて脱出させます。
ヒルディセントコントロールスイッチ
ヒルディセントコントロールは、エンジンブレーキだけでは十分減速できないような急な坂道を下るときに、ESPの制御により一定の低車速を保ち走行を補助するシステムです。
雪道などの滑りやすい坂道において、ブレーキやアクセル操作に気をつかうことなくハンドル操作に集中することができます。
トランスファーレバーが4Hのとき
アクセスペダルを踏んでいない状態で車速が約10㎞/hを超えると自動でブレーキが作動して約10㎞/hに保ちます。
トランスファーレバーが4Lのとき
アクセスペダルを踏んでいない状態で車速が約5㎞/hを超えると自動でブレーキが作動して約5㎞/hに保ちます。
車速が約35㎞/h以上になると、メーター内のヒルディセントコントロール表示灯が点滅するとともに、自動的に作動停止します。車速が約25㎞/h以下になると再びランプが点灯し、作動可能状態になります。
時速10㎞以下で走るような坂道に出くわしたことがないので、私はまだ使ったことありません。
豪雪地帯の急坂で活躍するのかも?
最後に
最近の車は色々な機能がありますね。
私は今回、ジムニーに付いているこれらの機能を知ることによって更にジムニーに愛着が湧きました。
これらの機能を理解して必要な時に使えれば快適な運転が出来ることでしょう。
では。
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