私のジムニーJB64も納車されてから早5年。
2回目の車検を迎えます。
今回も知り合いの車屋へ車検をお願いしました。

すると・・
車屋「今、車検場にいるんだけど、運転席から左前下側が見えないから車検通せないって!」

えっ!?
ジムニー定番のカスタムであるリフトアップ。
3インチ(約75mm )リフトアップすると直前直左(後述)が確認出来ず、対策をしないと車検が通らないと良く話を聞きますが、私のジムニーは30mm(約1インチ)しか上げていません。

タイヤはオープンカントリーRT 185/85R16を履いているので純正よりも約15mmほど車高が上がっていますが、それを合わせても45mm (2インチ未満)です。


厳しい・・。
何れにせよ、検査官からダメだと言われればどうしようもありません。
下記のような対策用カメラを取付して出直しか。。と思いましたが ・・


私のジムニーは純正オプションでドライブレコーダーとカーナビ(型番:CN-RZ753W)を付けております。

死角となっていた左前下をドラレコカメラが映していて、それをリアルタイムでカーナビのモニタで確認できることが分かりました。
よって、このまま無事車検合格出来ました。

良かった!
直前直左とは

道路運送車両法で「運転席に座った時に、自動車の前面及び左側面に接する直径30cm、高さ1mの円柱を確認できること」という決まりがあります。
直前直左視界の検査でターゲットを確認すべきエリア

直前直左視界の検査でターゲットを確認すべきエリア (高さ)

車両のすぐ前やすぐ左に子供がいた場合に、運転手が子供を確認できず巻き込み事故が発生するのを防止するための法律です。
この法律を一般的に「直前直左」と呼ばれています。
車高を上げ過ぎるとそれが見えなくなるため、カメラ付きモニターを取付して死角を無くす対策が必要となります。


でも私のジムニーはそんなに上がっていないのに・・
何事も自分の眼で見ないと納得しない私は試してみることにします。
検証してみる

ホームセンターでダンボールを購入し、直径30cm、高さ1mの円柱を作ります。
視認しやすいよう上端に派手なピンクのテープを施します。
この円柱を車両の前や左へ置き、運転席から確認することが出来るのか試してみましょう。

私の身長は178cmです。
人によって目線の高さや運転席シートの位置で見え方も変わってくると思いますので参考までに!

通常、私は運転席のシートは後方気味、リクライニングは少し倒しています。
①運転席正面に置いた場合


意外とギリでした!
運転席シートに背中を付けたら見えません。
直立で背筋を伸ばして、やっとピンクテープの上端がギリギリ見える感じです。
②助手席正面に置いた場合


こちらも運転席正面に置いた時と同じ感じです。
直立で背筋を真っ直ぐにしないと見えません。
③左前タイヤ脇に置いた場合



あれっ!?見えない!
前かがみして覗き込みますが見えません。
補助ミラーにも映っていません。
完全に死角です。
体を助手席側へ倒して覗き込んでやっと見える感じです。

これはダメかもしれません・・。
で、車検を乗り切った時のようにナビでドラレコの映像を映すと・・


おぉ!良く見える!
これなら運転席のシートに背中を付けてもしっかりと確認出来ます。
この方法で確認するしかありませんね。
④左ドア脇に置いた場合

実物を直接目視することは出来ませんが、ミラーで確認できますね。

これより後ろに円柱を置いた場合もミラーで確認することが出来ました。
最後に

運転席に乗る人の座高によって目線の違いがあるため多少見え方が違うかもしれません。
また、車検に通る、通らないは検査官や管轄の軽自動車検査協会の考えに寄って多少違いはあるのかもしれません。
しかし大事なのは事故を起こさないことです。
今回の検証をしたことによって、私のジムニーの運転席から見えにくい場所を理解することが出来ました。
ドラレコ&モニターを併用しながら安全に運転をしていきたいと思います。
では。



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